新潟への旅
2017/11/13
新潟県
当店の地域の商店会が主催する研修旅行で新潟県に行ってまいりました。
11月半ばの北関東道路でやや終わりがけとはいえところどころに残る紅葉を楽しみながら、久しぶりとなるバスの旅を楽しみます。
1日目は新潟駅の駅ビル内に設置されている「ぽんしゅ館越後湯沢店」へ向かいました。
ここでは、新潟権に93蔵ある酒蔵の日本酒が利き酒できるのだとか。
フロアの中に入ると、お土産や食品、爆弾おにぎりやカフェ、さらには酒風呂などさまざまなお店が。その一角に、今回の目的である利き酒ができるスペース「越乃室」の入り口がありました。
さっそく酔いつぶれているマネキンにちょっかいをかけ始めます。
前回新潟にお邪魔した時に訪れた「酒の陣」では、その規模にビックリしながらさまざまな蔵の酒を試飲したものですが、今回の「越乃室」は逆にそのコンパクトさにビックリ!!
壁一面にカプセル販売のガチャガチャくらいのサイズの日本酒サーバーがびっしりと設置されており、あらかじめカウンターで購入したコインを1枚ずつ(なかには2枚、3枚必要なものも)入れることでおちょこ1杯分の日本酒を試飲できるというシステムになっています。
コインは500円で5枚。もちろんもっと試飲をしたければカウンターにて追加購入することも可能です。(同行した人の中には15枚購入された方もいたとか)
フロアの奥には信州のみそや様々な種類の塩、野沢菜の漬物などが設置され、そちらをつまみに試飲を楽しむことができます。
わたしも気になっていた酒やおすすめされた酒の味を試していきました。
「酒の陣」では、会場の活気やイベント、会場を訪れている人々の多さなどに圧倒されてしまうところもありましたが、ここでは落ち着いてゆっくりと試飲を楽しむことができます(もちろん週末はもっと込み合うことでしょうけれども)。
気に入った酒があれば駅から電車に乗って数時間で蔵まで行くこともできます。もちろん蔵の中を見学させてもらうにはちゃんと予約を取る必要がありますが、現地に行って実際に蔵の外観を見てお酒を買うのも面白い旅になるでしょうし、その後で味わう酒はまた一味違ってくることでしょう。
「ぽんしゅ館越後湯沢店」を十分に楽しんだ次の日は、その日本酒たちが造られている現場にお邪魔しました。
「鶴齢」「牧之」「雪男」などを醸す、新潟県を代表する酒蔵「青木酒造」さんです。
創業は1717年。江戸時代も後期、暴れん坊将軍こと徳川吉宗が将軍に抜擢されたのが1716年。そんな時代に、日本有数の豪雪を誇る新潟県魚沼市で青木酒造は酒造りを始めました。
魚沼市に降った大量の雪が長い年月を経て地中にしみこみ、地下水となって青木酒造の井戸からも湧き出してくるのです。
(その井戸を撮影したのですが、ちゃんと写っているものが行方不明になってしまい…ごめんなさい)
青木酒造の仕込み水は蔵の南東にそびえる巻機山(まきはたやま)の伏流水が使われています。その水を取り込む井戸の深さにもこだわりがあるとのことで、それぞれ80メートル、100メートル、160メートルなど異なった深さの井戸の水を使い分けているのだとか。
初添え作業中の杜氏の今井さんともお会いすることができました。青木酒造では三段仕込みの一番最初の「初添え」は写真に写っている少し小さなタンクで行うのだそうです。仕込の作業で忙しい中、丁寧に酒造りについて説明していただきました。
入口には青木酒造の商品たちが並んでいます。手造りにこだわった
みなさん競ってお土産を購入されていました。
青木酒造の社訓は「和合」とのこと。
杜氏や蔵人、酒米農家など「造り手」、我々酒屋や飲食店など「売り手」、そして日本酒を楽しむ「呑み手」三者の「和合」によって美味しい酒が生まれるのだそうです。
なるほど、おいしい酒を生み出す一角を担うものとして、これからも一層励んでいこうと思ったのでした。。。
当店の地域の商店会が主催する研修旅行で新潟県に行ってまいりました。
11月半ばの北関東道路でやや終わりがけとはいえところどころに残る紅葉を楽しみながら、久しぶりとなるバスの旅を楽しみます。
1日目は新潟駅の駅ビル内に設置されている「ぽんしゅ館越後湯沢店」へ向かいました。
ここでは、新潟権に93蔵ある酒蔵の日本酒が利き酒できるのだとか。
フロアの中に入ると、お土産や食品、爆弾おにぎりやカフェ、さらには酒風呂などさまざまなお店が。その一角に、今回の目的である利き酒ができるスペース「越乃室」の入り口がありました。
さっそく酔いつぶれているマネキンにちょっかいをかけ始めます。
前回新潟にお邪魔した時に訪れた「酒の陣」では、その規模にビックリしながらさまざまな蔵の酒を試飲したものですが、今回の「越乃室」は逆にそのコンパクトさにビックリ!!
壁一面にカプセル販売のガチャガチャくらいのサイズの日本酒サーバーがびっしりと設置されており、あらかじめカウンターで購入したコインを1枚ずつ(なかには2枚、3枚必要なものも)入れることでおちょこ1杯分の日本酒を試飲できるというシステムになっています。
コインは500円で5枚。もちろんもっと試飲をしたければカウンターにて追加購入することも可能です。(同行した人の中には15枚購入された方もいたとか)
フロアの奥には信州のみそや様々な種類の塩、野沢菜の漬物などが設置され、そちらをつまみに試飲を楽しむことができます。
わたしも気になっていた酒やおすすめされた酒の味を試していきました。
「酒の陣」では、会場の活気やイベント、会場を訪れている人々の多さなどに圧倒されてしまうところもありましたが、ここでは落ち着いてゆっくりと試飲を楽しむことができます(もちろん週末はもっと込み合うことでしょうけれども)。
気に入った酒があれば駅から電車に乗って数時間で蔵まで行くこともできます。もちろん蔵の中を見学させてもらうにはちゃんと予約を取る必要がありますが、現地に行って実際に蔵の外観を見てお酒を買うのも面白い旅になるでしょうし、その後で味わう酒はまた一味違ってくることでしょう。
「ぽんしゅ館越後湯沢店」を十分に楽しんだ次の日は、その日本酒たちが造られている現場にお邪魔しました。
「鶴齢」「牧之」「雪男」などを醸す、新潟県を代表する酒蔵「青木酒造」さんです。
創業は1717年。江戸時代も後期、暴れん坊将軍こと徳川吉宗が将軍に抜擢されたのが1716年。そんな時代に、日本有数の豪雪を誇る新潟県魚沼市で青木酒造は酒造りを始めました。
魚沼市に降った大量の雪が長い年月を経て地中にしみこみ、地下水となって青木酒造の井戸からも湧き出してくるのです。
(その井戸を撮影したのですが、ちゃんと写っているものが行方不明になってしまい…ごめんなさい)
青木酒造の仕込み水は蔵の南東にそびえる巻機山(まきはたやま)の伏流水が使われています。その水を取り込む井戸の深さにもこだわりがあるとのことで、それぞれ80メートル、100メートル、160メートルなど異なった深さの井戸の水を使い分けているのだとか。
初添え作業中の杜氏の今井さんともお会いすることができました。青木酒造では三段仕込みの一番最初の「初添え」は写真に写っている少し小さなタンクで行うのだそうです。仕込の作業で忙しい中、丁寧に酒造りについて説明していただきました。
入口には青木酒造の商品たちが並んでいます。手造りにこだわった
みなさん競ってお土産を購入されていました。
青木酒造の社訓は「和合」とのこと。
杜氏や蔵人、酒米農家など「造り手」、我々酒屋や飲食店など「売り手」、そして日本酒を楽しむ「呑み手」三者の「和合」によって美味しい酒が生まれるのだそうです。
なるほど、おいしい酒を生み出す一角を担うものとして、これからも一層励んでいこうと思ったのでした。。。