大石酒造場 熊本県球磨郡水上村

大石酒造場がある熊本県南部の人吉盆地(人吉・球磨地方)では、「球磨焼酎」というブランドで国の産地指定を受け、28の蔵元がひしめいています。
その人吉盆地を流れる日本三大急流のひとつとして有名な球磨川流域では、清冽な水と豊かに実る米を原料に、焼酎造りは古くから盛んに行われていました。
大石酒造場の創業は1872年(明治5年)。球磨焼酎を造る蔵の中で球磨川の最上流に位置し、肥沃な土壌と清澄な伏流水などの環境に恵まれ、昔ながらの手間暇をかける伝統的手法を守りつつ,超音波熟成装置を導入したり、体に優しい焼酎づくりや清酒造りに用いられる「五百万石」を栽培して使用したり、熊本県産のもち米を主原料にしたりと個性的な製品づくりにチャレンジしています。
また、シェリー樽・ブランデー樽を利用し、球磨焼酎では初めての試みだった長期熟成にも力をいれています。