久保酒造場 長崎県南島原市

創業は明治40年。
造られている酒は本格麦焼酎「青一髪」のみ。
その名前の由来は、頼山陽の漢詩「泊天草洋」の一節から盲目の作家・宮崎康平氏が命名。「海と空は髪の毛一筋でつながっている」という、水平線のさまを意味している。
化粧品メーカーで研究職に就いていた蔵元が蔵へ戻ったのは昭和50年。休業状態だった蔵を復活させようとした久保さんは一人で蔵の製造設備をつくり変え、昭和59年にようやく製造を復活させた。
造りのこだわりは「時間」に力を注ぐこと、すなわち貯蔵に力を入れることで、本格焼酎が全国的に人気を呼び、県外への出荷が増え始めた時でも最低でも2年以上貯蔵したものでなければ出荷しなかった。
目指す酒質とは「うまい麦焼酎は常圧蒸留で造って10年間貯蔵したもの。微減圧でそれに対抗できるような飲みやすくてコクがあり、とろっとした甘みがある」麦焼酎だという。
久保酒造場では焼酎粕を豚の飼料やたい肥にして再利用。「製造の最後に出る焼酎粕の処理能力を確保してから遡って製造量を決める」というのが蔵元のこだわりだという。
青一髪 原酒44度
720ml ¥4200
長崎県諫早平野において収穫された二条大麦ニシノチカラを使用し、微減圧蒸留法によって製造。
そのままステンレスタンクでじっくり5年間熟成貯蔵しました。
アルコール分48%で熟成貯蔵していたために、原酒・古酒の表示はできませんが、本格焼酎として最高度数のアルコール分44%です。
容器は濃いブルーのボトルに、サンドブラストという技法で青一髪の文字を蔵元自ら1本ずつ刻み込みました。
青一髪 25度
900ml ¥1290
1.8L ¥2360
二条大麦ニシノチカラを使用し、微減圧蒸留法によって3年以上熟成させて製造されています。
深いコクとまろやかな風味が特徴の麦焼酎です。
造られる量に限りがあるために、ほんのわずかしか作れない大変希少な幻の逸品です。